地球防衛軍の歴史
地球防衛軍のはじまり
- 知る人ぞ知る?名作『リモートコントロール
ダンディ』を開発したチームが立ち上げた会社『サンドロット』が開発し、ディースリー・パブリッシャー(以下D3P)が販売を行う大人気シリーズ『地球防衛軍』。
- 『リモートコントロール
ダンディ』について少し触れると、”巨大ロボを主人公の少年が操作して戦う”という一見ありふれた設定ながら、『鉄人28号』のようにコントローラーで離れた位置から操作を行う、ちょっと変わった視点のゲーム。
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破壊されたorした街の補償を行わねばならず、獲得した資金から賠償で差っ引かれた残りでやりくりするという要素も他にはない面白さに繋がっている。
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初代PSのタイトルで20年近く前の作品であるにも関わらず、巨大なロボットの質量というものが上手く表現されており、それが地球防衛軍でも存分に活かされている。
- 『サンドロット』が開発した地球防衛軍の1作目『THE 地球防衛軍』、2作目『THE 地球防衛軍2』はD3Pの『SIMPLE 2000シリーズ』の内の1つとして開発される。
- 『SIMPLE
2000シリーズ』は開発費を抑える代りに様々なタイプのゲームを世に送り出すという試みで、他にシリーズ化された有名タイトルに『お姉チャンバラ』がある。
- 中には『THE 大美人』やら『THE スナイパー』やら色んな意味で記憶に残る作品も少なからず?開発されていた。
地球防衛軍とは?
- 地球を侵略せんと大挙して押し寄せる昆虫型の異星生物をひたすら撃って倒す、サードパーソン・シューティングゲーム。
- ゲームに不慣れな人でも楽しむことのできる低難易度から、やりこみ派の人が狂喜乱舞する高難易度すぎる高難易度まで幅広いゲーマー層に向けた難易度が用意されている。
- ゲームの読み込みが早くなってからは気軽にリトライすることができるようになり、よりスナック感覚で一つのミッションに挑戦することができるようになった。
- また、侵略生物を倒した時にドロップする武器をコレクションし、さらなる強敵と戦うための礎とするゲーム性も中毒性を高めるのに一役買っている。
- 『地球防衛軍』としてこれまでに発売されたタイトルの世界観は1と2、3と4の間でしか繋がっておらず、3と4はsimple2000シリーズのリメイクにあたる。
- 今作の『地球防衛軍5』はどの世界とも繋がっておらず、来年発売の『EDF:IRON
RAIN』もそれぞれ別個の世界観を元に話が展開する。
■THE 地球防衛軍
- 2017年5月7日にワシントンがインベーダーによって攻撃を受けたのを機に、世界各地の軍事施設が壊滅。
- 地球防衛軍(EDF)は各地の生き残った隊員を集め、インベーダーとの戦いに挑む。
- 主人公はEDF極東支部に所属しており、激戦の末インベーダーのマザーシップを沈めることに成功する。
- 作中に登場する『地球防衛軍』は、通称EDF(Earth Defence Force)。
- 元々は世界各地で勃発した紛争の沈静化と平和維持のために設立された。
- 使用可能な兵科は”陸戦兵”のみ。
- 日本の特撮モノがベースになったデザインとなっている。
■THE 地球防衛軍2
- 地球防衛軍1にてマザーシップの撃墜後、EDFを新たに結成。
- インベーダーの技術を元に、空を飛ぶ女性の兵士で構成された部隊”ペイルウイング”を設立。
- インベーダーの襲撃を退けて2年。
- 世界が一つになろうとしていた矢先、今度はロンドンが突如として巨大生物に襲われる。
- ストーリーは1から続く。
- 新たな兵科に”ペイルウイング”が加わった。
■地球防衛軍3
- 2013年に地球外からの電波を受信(「Wow!シグナル」のオマージュ?)。
- 地球外生命体の存在が確認され、地球規模での団結が必要との認識からEDFが設立される。
- 2017年、人々は宇宙より来訪したフォーリナーによって突如強襲される。
- 『THE 地球防衛軍』のリメイク的作品で、シリーズ初のフルプライス版。
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リメイクとはいえ細かな世界観は引き継いでおらず、完全に別の世界線の話として描かれておりミッション名も当然のように異なっている。
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1・2が日本の特撮モノを意識したデザインだったが、ここからアメコミのようなデザインが取り入れられている。
■地球防衛軍4
- フォーリナーを退けてから7年、人々の平安は再び巨大生物によって破られる。
- 『地球防衛軍3』からの続きで、『THE 地球防衛軍2』のリメイク的作品。
- 細かな世界観は当然のように異なっている。
- ”陸戦兵”が”レンジャー”、”ペイルウイング”が”ウイングダイバー”という名前に変更され、2つの兵科”フェンサー”と”エアレイダー”が追加された。
■地球防衛軍4.1
- 『地球防衛軍4』のアップグレード版。
- とにかく読み込みが早くなり、マップに持ち込む武器の組み合わせを試すことにストレスを感じなくなった。
- 地球防衛軍名物ともいえる処理落ち・バグなども大幅に改善されている。
- 噂によればサンドロット社員の方々が、もう一作品つくれるくらいのテコ入れを行ったとか・・・
■地球防衛軍5
- 2020年の日本、関東近郊が本作の舞台。
- EDF(極東支部?)の基地は、猿ヶ森砂丘のように都市部から外れた荒れ地に建設されている。
- 外観からは基地と判断できるほどの物々しさを感じることはできないが、かなり広範囲に渡って地下設備が整えられていた。
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施設にはコンバットフレームという二足歩行型の戦闘用歩行ビークルが数十台と、それに加えて大量の最新鋭兵器が配備されている。
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表面上は平穏な暮らしを維持するこの国において、「軍事基地」はしばしば平和を声高に叫ぶ人々にとって攻撃の的となっていた。
- 浮かび上がる反対派との溝を埋めるべく、広報部は活動内容を知らせるイベントを頻繁に開催し理解を求める。
- そんな中、突如として現れた宇宙船団が地球を強襲。
- 地下深く造られたEDFの基地にまでその攻撃は及ぶ。
- 主人公はこれまでの作品とは異なり、たまたまEDFの基地に訪れていた完全な一般人。
- 前作から今作は完全に前後の繋がりのない、全く別の世界。
- 侵略者は「インベーダー」でも「フォーリナー」でもなく、「プライマー」と命名される。