ゲームストーリー
あらすじ
- 暗黒戦争(シリーズ1作目:『暗黒竜と光の剣』)が勃発したアカネイア大陸の西方に位置する大陸バレンシア。
- この地ははるか昔、兄妹神のドーマとミラにより創造された。
- 力で人々を導かんとする邪神ドーマ、慈愛で人々を導かんとする大地母神ミラ。
- 二神は意見の相違による長きに渡る争いを経て、バレンシアの北部をドーマが、南部をミラが治めることとなる。
- ドーマの加護により建国された北のリゲル帝国は荒事を得意とする国となり、ミラの加護により建国された南のソフィア王国は文化が栄える国となった。
- それから数百年。
- いつしかミラの教えも忘れられ、ソフィアの人々は平和に溺れて他者を省みることもなくなった。
- 政治に関心のないソフィア国王は悪しき臣下ドゼーの傀儡となり、凶作にあえぐリゲル帝国の要請を跳ね除ける。
- 憤慨したリゲル帝国は皇帝ルドルフ自らが出陣し、ソフィア王国へと攻め入った。
- 平和に慣れきったソフィア王国はリゲル帝国の力になすすべもなく、あっという間に領土深くまでの侵攻を許してしまう。
- 何百年もの間、保たれてきた平和は終わりを迎えようとしていた。
- この物語の中心となるアルムとセリカ。
- 一時はともに暮らしながらも、幼いころに離れ離れになった二人の手には同じ形の痣が刻まれていた。
- 時は過ぎ、成長した二人はそれぞれのやり方で平和をもたらす為の戦いをはじめる―――――。
ふたつの大国
●リゲル帝国
- 力と欲望を司る邪神ドーマの導きにより建国された軍事国家。
- 建国当初はソフィア王国との関係も悪くはなく、バレンシア大陸を守る役割を果たしていた。
●ソフィア王国
- 美と慈愛を司る大地母神ミラの導きにより建国された豊かな国家。
- 建国当初はリゲル帝国との関係も悪くはなく、痩せた土地しかないリゲルに対して援助をしていた。
- 建国から数百年が経ち、ミラの教えが風化したことが今回の戦の引き金となった。
バレンシア大陸の歴史
物語が始まる約3,000年前
- 人々を導く為の方針の違いにより、バレンシアの大地で兄妹神ドーマとミラによる争いがはじまる。
- 長く激しい戦いを経て、邪神ドーマと大地母神ミラは川を境にバレンシアを南北二つの地域に分ける。
- 北部は力の神ドーマが、南部は愛の神ミラが治め、互いにこれを不可侵とする。
- バレンシア黙示録で「神々の盟約」とよばれる誓いが、ここに結ばれる。
■バレンシア歴1年
- 天体を観測することで運行に一定の法則性を見出した賢者がミラに暦の導入を進言。
- この年をバレンシア暦元年と決める。
■バレンシア暦189年
- 邪神ドーマの導きにより北部地域にリゲル帝国が、大地母神ミラの導きにより南部地域にソフィア王国が建国される。
■バレンシア暦374年
- リゲル帝国では武勇に優れる名将ルドルフが、時の皇帝リゲル3世により後継者へと選ばれる。
- ここに新たな皇帝、ルドルフ1世が誕生する。
■バレンシア暦382年
- ソフィア王国を支えた国王、リマ3世の崩御により、政に疎い嫡子がリマ4世として即位。
- 邪な考えを持つ臣下、ドゼーが言葉巧みにリマ4世の懐へと入り宰相の地位につく。
■バレンシア暦398年
- もともと豊かではないバレンシア北部では凶作が続き、リゲル帝国の食料が枯渇、ソフィア王国に援助を要請する。
- ミラの教えを忘れドゼーの傀儡と化したリマ4世は、この申し出を跳ね除ける。
- この対応に憤慨したルドルフ1世は、ソフィア王国へと自ら軍を進める。
- 長く続いた平和を打ち破り、ソフィア王国とリゲル帝国が開戦。
■バレンシア暦399年
- 武力に秀でたリゲル帝国軍は、ソフィア王国軍に対して圧倒的な力をもって制圧。
- あっという間にソフィアの領土奥地にまで到達する。
- ソフィア王国を裏から操るドゼーは、かねてより親交のあったリゲル帝国とのパイプを通じて帝国軍の上層部と接触。
- 多大な賠償金を支払うことで二国は停戦協定を結ぶが、帝国軍の多くがソフィア北部に残ったため、一触即発の空気が続いている。
■バレンシア暦400年
- ドゼーがついに本性を表し、クーデターが勃発。
- 彼を重用してきたリマ4世を始め、王家に連なる人々が暗殺される。
- ソフィア王国の騎士団やドゼーの腐敗政治に反発する貴族が中心となって抵抗運動が始まる。
- 元騎士団員で上流貴族であるクレーベをリーダーとした解放軍が組織される。