■世界観
▼時系列
今作の物語の時系列は、MGS4から数年経過したとある新興国で、雷電が民間軍事警備会社であるPMSCsに所属しているという設定である。また、サイボーグのグローバル化が現実となっているという世界観設定だ。
▼ストーリーのプロローグ
「2018 METAL GEAR RISING REVENGEANCE」
過去と対峙するため、そして一つの決断を
いつかの雪辱に赴くため再起動した主人公『雷電』…
PMC(民間軍事会社)を巻きこんだあの「ガンズ オブ ザ パトリオット」事件から3年と少しが経過した。
戦争がビジネスとなった時代は終焉を迎えるかに思われたが、統制を失ったPMC(民間軍事会社)は分裂を繰り返し、世界には新たなカオスがもたらされつつあった。
情報統制の終焉によるアメリカの秘密組織愛国者達が解体されたことで、サイボーグ技術の流出も、それに拍車をかけ、戦場に新たな非対称性を持ち込んだ。そして戦場ではサイボーグによる新たな代理戦争へと発展したのであった。
かつて少年兵としてリベリア内戦に参加、斬り裂きジャック“ジャック・ザ・リッパー”の名で怖れられたという男「雷電」は、現在は再会した家族を養う為に「一殺多生」の活人剣で市民の平和を守る民間警備員として民間軍事警備会社 (PMSCs)“マヴェリック・セキュリティ・コンサルティング”に所属し、新興国での首相の護衛や要人警護、国軍の訓練などを請け負い、再びサイボーグとなって生きていた。
しかし、ガンズ・オブ・ザ・パトリオットから4年後、過去を捨て、ジャックの名を捨て、平和的な要人護衛業務に就いていたはずの雷電だが、内戦を脱し復興を遂げたはずの国で、雷電達は多数のサイボーグを擁する勢力に襲撃を受け、復興の立役者である首相は惨殺され、任務は失敗に終わる。
敵の用心棒サムは雷電の剣が 「快楽を怖れている」と指摘、雷電はサムに敗れ左目と左腕を失うことになってしまうのである。
調査の結果、敵勢力は“デスペラード・エンフォースメント”として米国に登記されたPMCであると判明。さらに彼らが、米ロの思惑が交錯するアブハジアに て首都を占拠したとの情報が入る。
雷電が属するPMSC(民間軍事警備会社)「マヴェリック・セキュリティ・コンサルティング」の代表でロシア出身のボリスは、ロシア連邦保安庁(FSB)からの根回しを受けて、首都奪還の業務を受注。新 たなサイボーグとして再起動した雷電は、デスペラード社とサムへの雪辱戦(リベンジ)に赴く。そして再び刀を振るう。
世界を暗躍するデスペラード社と、その背後で蠢く影、そして不可解なサムの言葉。
戦いの中で明らかになるのは、情報発信の自由化後もなお剥奪され続ける真実。
世界に吹き荒れる暴力の渦。
自分の過去と対峙した雷電は、一つの決断を下すのであった。
MGS2→MGS4→そしてライジング。
雷電の更なる活躍を描く今作に期待したい。