詳細
ドラゴンクエストシリーズとは
■概要
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1986年5月27日に第1作であるDQ1が発売され、
2018年11月24日現在でもDQB2やモンスターズシリーズの最新作開発が発表されている大ヒット作。 -
DQに関連したゲームだけでも30作以上存在し、近年では初代と同じロールプレイングゲームだけではなくアクションに特化した作品や、
カードゲーム、複数人と遊べるオンラインアールピージー、ブロックを組み合わせて自分でドラクエの世界を表現できるDQBなどが発売されている。 - 移植されたタイトルも数多く、初代である『1』は32年以上経過した今でもスマフォやPS4で遊ぶことができるモンスタータイトル。
- ここでは初代からのシリーズを通した流れと、DQBシリーズについてを扱う。
※以下、一部の作品にストーリーの要約や紹介箇所があり、
未プレイの方にはネタバレになる可能性があるため注意してください。
ビルダーズシリーズ
■ビルダーズ アレフガルドを復活せよ(DQB)
- 今作2からすると前作に相当する、当サイトでも攻略済みのタイトル
- 2016年1月28日にスクウェア・エニックスより発売されたPS Vita/PS3/PS4用ソフト。
- 後に追加コンテンツを加えて2018年3月1日にニンテンドースイッチでも発売された。
- DQB1はDQ1の主人公が竜王の誘いに乗って「はい」と答えてしまった世界、パラレルワールドとして描かれており、物語後半で『いつわりの王-やみのせんし-』という名の敵性キャラクターとしてDQ1の主人公が登場する。
- 筋骨隆々になったのはオルテガの遺伝子だとしても、目の色が緑へと変質しているのは竜王の誘いに乗ったことによるものだろうか。
- ロトの剣と、なぜかDQ1には存在しないロトの盾を装備しているが、両方共にはめ込まれた宝石は抜き取られている。
- 長い幽閉生活のせいか完全に正気を失っており、ビルダーである主人公に負けどこかへと走り去った後の消息は一切不明。
- 石像となっていたローラ姫であろう人物とは違い、その後の彼に平穏な生活は訪れなかったのかもしれない。
- DQB1の目的はDQ1の主人公が竜王の誘いに乗ったせいで荒廃してしまった世界を再建し、勇者と呼ばれる者が通るための道を蘇らせること。
- これは精霊ルビスの導きによるものであり、ルビス自身は再び勇者の血を引くものが現れるまで、竜王のことは放って置くつもりだった。
■ビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島(DQB2)
- 本サイトで攻略するタイトル。
- 2018年12月20日にスクウェア・エニックスより発売予定のPS4/Switch用ソフト。
- ロトの血を引く三人の勇者がハーゴン教団を壊滅させ、破壊神シドーを打ち倒した後の世界。
- ハーゴン教団の復活を目論む残党が各地で彼らの教義を植え付け、世界を破滅へと導こうとしている。
- 主人公は前作主人公が復興させたメルキドから攫われてきた見習いビルダー。
- 前作主人公と髪、目の色が同じため、何らかの繋がりがあるかもしれない。
- 前作では主人公一人の特別な力だったものづくりだが、今作では主人公の他にもビルダーは存在しているらしい。
- 前作では基本的に一人旅だったが今作では旅の仲間が登場、しかも破壊神と名前が同じシドーという少年。
- 記憶を完全に失っており、からっぽ島に来て主人公と出会うまでのこと以外何も思い出せないらしい。
- 腰に巻かれたドクロのベルトが破壊神シドーとの繋がりを思わせるが…?
- その後、モンゾーラ島、オッカムル島、終わらない戦いの島などのストーリー島や素材島で仲間と物資を充実させつつ物語は展開していく。
- 前作とは異なり章ごとの完全な断絶はなくなったようで、関わった住民たちとはその後も交流を続けることができる。
- 水流や水中、半ブロック、マルチプレイの実装と前作から正統な進化を遂げているようだ。
- 部屋レシピや設計図など前作にも登場した機能も健在である。
- また、前作よりもアクション面に力を入れており、コーエーテクモゲームスのプロデューサー庄 智彦さんも開発に携わっている。
ロト三部作(I/II/III)
■DQ1
- 前作(DQB)のモチーフとなっている作品
- 1986年5月27日にエニックスより発売されたファミリーコンピューター用ソフト。
- DQ1, 2, 3を合わせてロトシリーズとも呼ばれる。
- かつて勇者ロトが神から授かり魔物を封じた光の玉を、どこからともなく現れた悪魔の化身、竜王が闇へと封じ込めてしまった。
- 再び脅かされる世界の平和を守るため、ロトの子孫である主人公が立ち上がる。
- 主人公は単に勇者ロトの血を引いているだけでなく、彼自身もラダトームを治める王様から”勇者”と呼ばれるほどの実績を上げているようだ。
- 魔物にさらわれたラダトーム王の娘であるローラ姫を助け出し、竜王を倒すべく主人公は冒険へと旅立つ…。
- 「せかいのはんぶんを おまえにやろう」はあまりにも有名なセリフ。
- 「はい」と答えてしまうとアイテム、レベル、ゴールド全てが初期の状態になる復活のじゅもんを教えられ、ゲームはそこで強制終了してしまう。
- それ以前のじゅもんを保存していればいいが、もし竜王が言ったじゅもんしか分からない状態となると、実質リスタートとなってしまう。
■DQ2
- 本作(DQB2)のモチーフとなっている作品。
- 1987年1月26日にエニックスより発売されたファミリーコンピュータ用ソフト。
- 魔物に襲われたムーンブルク城の救援を求めて、ローレシアの城へと瀕死の兵士がたどり着く。
- DQ1で竜王を倒した主人公の血を引く者はローレシア、サマルトリア、ムーンブルクの地で国を治める王族となっていた。
- 大神官ハーゴン率いる魔物と彼が召喚しようとしている破壊神シドーを倒すにはロトの血を引く三人の力が必要となる。
- 主人公はローレシアの王子として各地を周り、同じロトの血を引く二人を集めて、ハーゴンの企みを打ち砕く旅へと出る…。
- 前作とは違いソロでの冒険ではなく仲間と共に旅をすることができるようになった。
■DQ3
- 1988年2月10日にエニックスより発売されたファミリーコンピュータ用ソフト。
- 16歳の誕生日を迎えた主人公は母の熱心な教育と、父のような立派な戦士になるという強い意志で、王様への謁見を許されるほどの力量を持つに至る。
- 彼の父は勇敢な戦士として知られ、名をオルテガといった。
- 彼は魔王バラモス討伐の旅に出て、モンスターとの戦いの末に火山へと落ちてしまったらしい。
- 父の遺志を次いで魔王バラモスを倒すために主人公は旅へ出る…。
- 本作からDQ伝統の職業やルイーダの酒場などが実装された。
- このルイーダの酒場に至ってはコラボという形ではあるものの、実際に東京都港区の六本木にて開業中である。
天空三部作(IV/V/VI)
■DQ4
- 1990年2月11日にエニックスより発売されたファミリーコンピュータ用ソフト。
- DQ1, 2, 3がロトシリーズと呼ばれるのに対して、DQ4, 5, 6は天空シリーズと呼ばれる。
- ■第一章 「王宮の戦士たち」
立て続けに起こる子供の失踪事件を解決すべく、バトランドの王は特別な捜索隊を結成。
彼らに事件の真相を調査させるべく、イムルの村へと向かわせる。
主人公は捜索隊の一人、戦士ライアン。 - ■第二章 「おてんば姫の冒険」
サントハイムの姫アリーナはおてんばで、自室の壁を蹴り飛ばして壊してしまう男勝りな性格だった。
彼女は自分の力を試すための旅へ出ようとしていたが、それを聞きつけた国王から旅に出てはならないと釘を刺されていた。
国王以下家臣からも少しは落ち着くよう頼まれていたが、結局サントハイムの城を抜け出して一人旅に出てしまう。
城を抜け出してすぐ姫を追ってきた教育係の年老いた魔法使いブライと神官のクリフトが、お目付け役として力試しの旅に同行することになる。 - ■第三章 「武器屋トルネコ」
小さな町レイクバナに住むトルネコは武器屋の店主の下で働いていたが、いつの日にか世界一の武器屋になることを夢見ていた。
彼の思う世界一の武器屋とは伝説の武器や宝物など、全ての武器を手に入れた者のこと。
夢を叶えるために妻と幼い子を残し、トルネコはレイクバナを後にする。 - ■第四章 「モンバーバラの姉妹」
コーミズ村の錬金術師エドガンは、「進化の秘宝」という世界をも統べることができるほどの力を偶然にも発見。
彼はこの力を闇に葬ろうとしたが、弟子であるバルザックがエドガンを殺害してこの力を手に入れた。
父の仇であるバルザックを探して美しい姉妹は旅をする。
姉マーニャは踊り子、妹ミネアは占い師をしている。
二人の物語は歌と踊りの町モンバーバラの劇場から始まる。 - ■第五章 「導かれしものたち」
山奥に隠れ住む人々の村で、剣や魔法の修行をしながら育った一人の青年。
平穏な暮らしを続けていた彼の村に、突如としてデスピサロの率いる魔物たちが攻めてくる。
青年だけが持つ特別な力が育ちきる前にデスピサロらはその芽を摘みに来た。
村の人々は彼を生き延びさせるため、身を挺して魔物たちへと立ち向かう。
静かになった村で生き残ったのは青年一人だった。
彼は仲間となる各章の主人公たちを集め、デスピサロ討伐へと向かう。
■DQ5
- 1992年9月27日にエニックスより発売されたスーパーファミコン用ソフト。
- ゲームを進めていくことで、主人公が成長していく。
- 主人公の成長に伴い、町や人にも変化がみられる。
- ■幼年期
父パパスと共に船旅をしているところから物語が始まる。
パパスと主人公は何かを探して各地を旅していたが、2年ほどしたのちサンタローズの村へと帰ってきた。
村には主人公の幼なじみ、ビアンカ、フローラの姿もある。
ビアンカと一緒に幽霊が出ると噂される深夜の廃城を探索し、ベビーパンサーを仲間にしたり、はるかぜのフルートを奪われたエルフたちを助けたり、王子ヘンリーの誘拐劇に鉢合わせたりと子供とは思えない大冒険をする。 - ■青年期
王子の誘拐を手引きした組織の長であるゲマにより、父を殺害され、ヘンリーとともに10年あまり奴隷としての生活をおくっていた。
奴隷生活から抜け出したのち、父の残した「母親はまだ生きている」という言葉を信じ、ヘンリーと母のマーサを探すための旅に出る。
かつて暮らしたサンタローズの村は徹底的に破壊されていたが、そこには父から手紙が残されていた。
魔界に連れ去られた母の下へ向かうためには天空の装備に身を包んだ勇者の力がいるらしい、ここから勇者探しの旅が始まる。
ヘンリー王子と継母の王女との確執を解決し、ヘンリー王子とは旅の途中で別れることになる。
かつての幼なじみと再会して結婚したのち、自分も王族であることを知った主人公はグランバニアの王座へと戻りそこで双子の子宝に恵まれる。
しかし、王として即位したその夜に妻は魔物にさらわれてしまい、やっとの思いで妻を取り戻して魔物を倒すも、石化の呪文により主人公とその妻は石像へと変えられてしまう。
二人の石像は盗掘されて競売へとかけられ、長い時間が経過する。
石化した主人公を見つけ出し、その呪いを解いたのは主人公の双子の子供たち。
彼らは一旦グランバニアの城へと戻ることになる。 - ■青年期(石化解除後)
主人公の妻は勇者の血を引くもので、二人の子供は伝説の装備を身に着けることができた。
主人公は二人の子供を連れて、世界に散らばった伝説の装備を集めつつ、妻と母親探しの旅へと発つ。
母の故郷でこの世界は三つに分かれていること、母親がさらわれた理由を知る。
かつて空を飛んでいた天空城を湖の底から再浮上させ、城の主マスタードラゴンの力を借りる。
母を攫った魔物が作った光の教団本部へと乗り込み、組織を壊滅させた主人公は妻と再会を果たすも、魔界に捕らわれた母とは再開できず。
魔界の王を倒し、母親を連れ戻すため再び旅を続ける。
■DQ6
- 1995年12月9日にエニックスより発売されたスーパーファミコン用ソフト。
- DQ4から始まる天空シリーズの終わりに位置付けられている作品。
- 主人公は大魔王ムドーとの戦いを控えた最後のキャンプから、ムドーに敗れ石へと変えられるまでの経過をリアルな夢で体験する。
- 目覚めると、そこは主人公の暮らす平和なライフコッド村。
- 妹と二人で暮らすいつもと変わりのない世界だった。
- その夜行う儀式に必要な精霊のかんむりを麓の村から取ってくるよう村長から頼まれ出かけるが、道中で崖から落ちそうになっている人を助けた結果、主人公は自分が今までいた世界とは別の世界へと落下してしまう。
- その世界では主人公の姿を認識できるものは誰もおらず、飼い犬が何か気配を感じて吠えてくる程度。
- 元の世界へ帰ってその話をすると、そこはまぼろしの大地と呼ばれる場所らしい。
- 儀式が終わりに差し掛かった時、精霊の使いを演じた妹が神がかりのような状態となり、主人公の旅立ちを告げる…。
VII/VIII/IX
■DQ7
- 2000年8月26日にエニックスより発売されたプレイステーション用ソフト。
- シリーズ初の3Dを取り入れた作品で、今までになかったカメラを回転させて視点を変更する機能が実装された。
- カメラの視点を変えることで初めて見つかるものも多数配置されており、プレイステーションならではの操作をうまく取り入れた作品となっている。
- プレイステーション初のドラゴンクエストだけあって、ボリュームは膨大。
- 普通に進めていればチュートリアルのような石板にかかわるダンジョン攻略時点で、1時間以上はかかり、その間戦闘は一切ない。
- このダンジョンに石板をはめ込むことで様々な世界を開放していくことになり、それまでは主人公たちが住む島一つしかこの世界には存在しない。
■DQ8
- 2004年11月27日にスクウェア・エニックスより発売されたプレイステーション2用ソフト。
- DQ7まではとは異なり完全な3D化がされている。
- 戦闘では今まで見ることができなかった、キャラクターごとの攻撃モーションを見ることができるようになっている。
- また、移動画面は今までのように俯瞰したものではなく海外RPGでも一般的な、主人公の背中越しの視点となっているため没入感は上がっている。
- 主人公はトロデーン王国の近衛兵。ある日、王国を襲った呪いにより主人公以外はイバラの呪いにかけられてしまう。
- イバラの呪いによりトロルのような姿になった国王、白馬の姿へと変えられた姫、旅の途中で命を助けた結果一緒に旅することになった元山賊、主人公の四人で王国に災いを振りまいたドルマゲスという男を追って旅をする。
■DQ9
- 2009年7月11日にスクウェア・エニックスより発売されたニンテンドーDS用ソフト。
- 携帯ゲーム機専用で発売されたのは本作が初めて。
- また、シリーズ初のマルチプレイ要素を持っており、最大4人まで同時に遊ぶことが可能となっている。
- マルチプレイ時に差別化を図るため、主人公の髪や目の色などを変更できるところも今までとは異なるポイント。
- 主人公はウォルロという村の守護を任された守護天使。
- 天使は人々の感謝の思いが結晶化した「星のオーラ」を集めており、それを天使界にある世界樹に捧げることで実る「女神の果実」が神の国への道に繋がると伝えられている。
- ある夜、星のオーラで溢れそうな世界樹に、ウォルロの村で集めた星のオーラを捧げた主人公たちの前に天の箱舟が現れる。
- 神の国への道を開くと伝えられていた天の箱舟だが、天使界に現れたとたんバラバラに分裂して地上へと降り注ぎ、天使である主人公も人間界へと落下してしまう。
- ウォルロの村へと落ちた主人公はなぜか天使ではなく人間の姿へと変わっていた…。
X/XI
■DQ10
- 2012年8月2日にwii版がスクウェア・エニックスより発売され、その後もPS4やWindowsでサービスが続くシリーズ初となるMMORPG。
- パッケージの購入+月額課金とハードルはやや高いが、他のMMOにありがちな重課金は一切必要ない。
- また、オンラインで強制的に他者と連携を取らなければクリアできないというわけではなく、ルイーダの酒場でサポートなかまと呼ばれるNPCを雇うことで一人でも問題なくゲームを進めることが可能。
- ただ、いわゆるエンドコンテンツに挑戦する場合には他の人との連携が必要になってくる。
- 追加コンテンツが収録された「眠れる勇者と導きの盟友」「いにしえの竜の伝承」「5000年の旅路 遥かなる故郷へ」が発売されており、現在ではDQ10とその追加コンテンツ全てを収録したオールインワンパッケージも発売されている。
- Wii版のサポートは2017年に終わってしまったが、キャラクターの引継ぎはハードの垣根を越えて行えるようになっている。
- 兄弟の失敗を代わりに謝りに行くところから、村が襲われて主人公が転生するまでのチュートリアルは一時間程度。
- そこから新たなキャラを作成して冒険開始となる。
■DQ11
- 2017年7月29日にスクウェア・エニックスより発売されたプレイステーション4、ニンテンドー3DS用ソフト。
- DQ11は同じゲームながら二つのハードで、それぞれまったく異なる描かれ方をしている。
- プレイステーション4の方は完全3Dとなっており、グラフィックは鳥山先生のイラストからややリアル寄りになっている。
- ニンテンドー3DSの方は従来と同じくこれぞドラクエといった2Dの画面と、鳥山先生らしい絵柄の3Dの画面とを選択できるようになっている。
- 各ハードでしか表現できないことが随所にちりばめられており、PS4版と3DS版の両方を購入しても楽しめる作品。
- 主人公は勇者の生まれ変わりとされる少年で、魔物に滅ぼされたユグノア王国の王子。
- 赤子の頃に王国を滅ぼされ、イシの村で育つことになる。
- 16歳になり成人の儀式を終えた主人公と幼なじみのエマは、主人公の育ての親であるぺルラから自分が勇者であることを告げられ、北の大国デルカダールへと旅にでる。
- デルカダールの国王は勇者の証を確認すると、主人公を悪魔の子と呼び地下牢へと投獄してしまう…。