2012年4月19日~21日まで行われている世界フィギュアスケート国別対抗戦2012にて、カナダのケヴィン・レイノルズ選手が「クロノ・トリガー(CT)」「クロノ・クロス(CC)」のアレンジメドレーで華麗な演技を披露した。
「クロノ・トリガー」は、1995年にスクウェアより発売され、今なお高い人気を誇るロールプレイングゲームである。「クロノ・クロス」はその続編にあたり、99年に発表されている。
アレンジメドレーのセットリストは、「予感」、「時の傷痕(CC)」、「クロノ・トリガー」、「王国裁判」、「疾風(CC)」「運命に囚われし者たち(CC)」、「魔王決戦」、「遙かなる時の彼方へ」の構成となっていた。また、Twitterのトレンドワードには「レイノルズ」「クロノトリガー」が掲載されるほどでした。
*今、振り返る「クロノ・トリガー」
3年前に、海外のROM改造コミュニティーのグループが、約4年掛かりで制作した「Chrono Trigger: Crimson Echoes」という原作クロノ・トリガーをROMハックしてスプライトなどを使い回したオリジナルの続編作品が、スクウェア・エニックスに差し止めされるニュースがありました。
さらに、その前にもクロノ・トリガーを3Dでリメイクしようという「クロノ・リザレクション(Chrono Resurrection)」というこれまた海外のファンが制作した同人作品があったのですが、これもスクウェア・エニックスからの要請により、プロジェクトは中止を余儀なくされました。
クロノリザレクションの映像
両プロジェクトともに、差し止めはスクエニの権利を守るための当然の行為ですが、当然国内外のファンや記者から批判がありました。
「Chrono Trigger: Crimson Echoes」プロジェクトを指揮したChrono CompendiumのZeaLitY氏は、最後に次のようなコメントを残しています。
“今回の件は、ファンの人々を疎外し失望させる単なる目先の法的行為ではなく、スクウェア・エニックスがクロノ・トリガーシリーズに再び目を向け、新作を開発しようとしているサインであることを心から願います。”
海外にはこれほど多くの熱心なファンが未だにいるのに、なにか寂しいものを感じますね。日本のファンからしても誇らしいものを感じますし、未だに話題になるということは、やっぱり日本国内でも根強い人気がある証拠ではないでしょうか。こういう純粋な気持ちにしっかりと応えて続編を出して欲しいですね。
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