■ストーリー(あらすじ)
「エクシリア」のエンディングから1年後の世界を舞台に、紡がれる物語。
ルドガー・クルスニク・ウィルらが織り成す物語が描かれる。
<プロローグ>
世界を二つに分けていた断界殻(シェル)の開放により、
リーゼ・マクシアとエレンピオスがひとつとなって、約一年。
二千年間の断絶から解き放たれた両世界は、融和への動きを見せているものの、
様々な対立の火種は燻ったままである。
近年急成長を遂げている大企業、クランスピア社の巨大な本社ビルがそびえる、
エレンピオスの都市トリグラフ。
そこに住む平凡な青年、ルドガー・ウィル・クルスニク――
彼の元から、この物語は始まる。
―― by.TOX2オフィシャル
シェルの開放から一年ということで、エレンピオスは少しずつ変革していっています。
対立の”火種”が今後どのように物語りに関わってくるのか…。
■世界を取り巻く国や組織について
20年前にアルクノアと共に出現した技術である「黒匣(ジン)」という機械文化が栄える先進国である。精霊が減り、自然が減少しつつあったが、約2000年前に精霊主であるマクスウェルが施した精霊術「断界殻(シェル)」の開放により万物の根源的エネルギーである「マナ」がエレンピオスにも満たされ、対処療法的に免れているのが現状だ。
人間がリーゼ・マクシア人の脳内に存在する器官である「霊力野(ゲート)」からマナを生成し、そのマナを受け取った精霊が人間に手を貸すことを精霊術と呼ばれる。その精霊術によって文明が支えられている、自然豊かな国家。それがリーゼ・マクシアだ。過去にラ・シュガルとア・ジュールに分割されていた。しかし、現在はガイアス王によって両国は統一されている。エレンピオスとの国力の差が激しいので外交面では苦労しているという一面がある。
先進国であるエレンピオスの各種産業で独占的なシェアを誇る大企業。断界殻(シェル)が発動した頃は、異界炉計画を推進していた。しかし、シェルの開放により態度を一転させる。現状は、リーゼ・マクシアとの融和を進める穏健派の現政府を支持しているという立場だ。
■世界を支えるエネルギーや技術について
万物に宿るエネルギー物質であり、人間と精霊と自然の全てを支えている源のエネルギーである。物体や精霊の存在も例外ではなく、全てはマナが支えている。
2000年前にマクスウェルが施術し、黒匣による精霊の死とそれに伴う世界の滅亡を防ぐため、リーゼ・マクシアをエレンピオスから隔離しているマナの壁。一年前に、ジュード、ミラたちがシェルを開放し消滅することとなった。開放されたことにより膨大なマナが発生し、精霊を殺さないオリジンの普及まで人間にジン使用の猶予を与えている現状。
アルクノアと共に20年前に出現した技術で、マナの塊である精霊を生贄に、術を発動させるエレンピオスの特殊な機械。ゲートを持たず産まれた人にも精霊術が行使できるようになる。また、ジンで使う精霊術を「算譜術(ジンテクス)」と呼称する。現在はシェルの開放により、対処療法的にエレンピオスにもマナが満たされているので、ジンを使用しても精霊は死なない。
ジンにリーゼ・マクシアの技術を加えて開発された新たな装置。ジンは精霊を贄とするが、オリジンは精霊を殺さずに精霊術を行使することができる。しかし、いまだに実用化できるレベルには至っておらず、実用化が待ち望まれる。